当社の下請け業者(屋根工事屋さん)さんからのご紹介で工事をさせていただいたお宅です。
私の信頼する瓦職人K氏が瓦の修理を行ったお宅にて、塗り替えの相談があったそうで、K氏がお客様へ「絶対間違いない業者が居るから」と答えてえてくれたそうです(このように仕事仲間が言ってくれることがとても嬉しいです!!)
こちらの建物は、外壁にモルタル掻き落しという仕上げが施されていたのですが、見た目が良い反面、給水を妨げる膜が無い分、下地の防水性にのみ頼る外壁構造となっているため、通気層が無い建物の場合、どうしても劣化が心配になってしまいます。
この建物の場合、バルコニー袖壁部分など、軒下に入らない部分のカビ発生が顕著であったことも、お客様が心配していた部分でした。
このような外壁は、浸透性の高い下塗りを何回か染み込ませるようにすることで下地補強をする必要があり、4回程繰り返し下塗りを塗装、続いて中塗りとして下地調整となる塗料を2回塗りすることで表面を若干滑らかにしながら巣穴をふさぐようにしました。