というケース、実はこのようなケース、非常に数多く事例があります。
通常の風雨程度では雨水の浸入を許さない建物も、瞬間最大風速が何十メートルとなると、ちょっとした小さな隙間から浸入してしまうと言うことがあります。
このとき影響するのは風雨の強さだけでなく、室内と室外の圧力差もあり、たとえば窓など締め切った建物内において、室内の空気を外部へ排出させる換気扇を作動させると、それだけで、どこからか外気を取り入れようとする圧力が作用し、風雨が室内へと引き込まれてしまうというケースもあります。
また、浸入口となる経路が水で満たされてしまうと、そこに高低差があったとしても、毛細管現象において、浸水を起こすケースもあります。
そして瞬間最大風速も、あくまで記録に残る観測値にすぎないため、建物のおかれた地形によって、風が加速してしまうというようなケースもあり、こうなると、雨漏りのレベルではないという考えかたも・・・。
しかし、台風直撃というようなケースでなければ、想定を超えるとは言い切れないと思いますので、どちらにしろ、根本的な解決のための工事が必要だと考えます。