いわゆるタイル張りのことを指しますが、タイル自体の吸水は殆ど無いのですが、目地・下地の吸水を止める必要があることは、あまり認識されていないようです。
下地や目地がモルタルであった場合、前記したように、水に触れ続けることにより中性化してしまうため、保護が必要となってきます。
外壁に使用されるタイル張りのタイルとは、主に磁器質などがあります。
これは、いわゆる焼き物であり、粘土などを成形した薄く板状したものを、高温の釜で焼き上げたもので、タイル自体の吸水がほとんど無いものであり、非常に硬い素材となります。
(ここでは接着剤張りは除きます)
そのため、『磁器タイル張り=一生もの』と言う認識は、場合によっては、「いつか、大きな改修費用をかける爆弾となって、目の前に現れるかも?」と、自分の建物の構造や仕組みを理解する必要があります。
1.洗浄作業
薬品を用いて、コケ・カビ・汚れを分解しながら洗浄します
2.十分な基材乾燥期間を設ける
3.保護塗料による塗装(1~2回)
目地に浸透し、モルタル面への吸水を止める役割と同時に、タイル自体も排気ガスや酸性雨などから保護する薄い皮膜を持たせる塗料を用いる