昨日、ベランダ防水を前に、雨養生をした新築現場。
天気予報よりも早い、昨日の夕方から雨が降り、ベランダを覆うように掛けたブルーシートも完全では無かったため、一部に雨が降り込んでしまった。
今回の建物の場合、1階のRC躯体の上に木造住宅が乗る構造であるため、ベランダとなる部分もRCが下地となる。
そこへ、モルタルで水勾配をとって防水を仕上げるというものなのだが、もともと木造住宅の基礎となる立ち上がりに囲まれたベランダ部分は、池のように水が溜まり、含水率は見事なもの。
その水を水中ポンプで抜いてもらい、下地の乾燥を待ってから、左官屋さんがモルタルを流してレベルを出している。
しかし、もともとRCであるうえに、モルタルも水を使っている状態なので、やはり含水率はなかなか高い状態。
ここで含水率を測定できる機材を持っていないのが辛いことなのだが、勘と経験から見ても、この雨の影響で、防水の施工は当面先送りの判断をせざるをえないのです。
ただし、ここでネックとなってくるのが新築の工程。
後々の不具合を考えると、当面の間は防水を見合わせるしかないと言うのは、こちらの意見なのだが、現場監督から見れば、次の工程も詰まっているし、何とかならないか?というのが本音。
このあたりは、譲歩できる部分ではないので、とにかく説明と説得しか無いのだが、工程をやりくりする監督の立場からすれば、1週間単位でずれていくのだから、たまったものでは無いのだろうとは思いますが・・・・・。
雨の影響が大きく響く防水工事なのだが、含水率という、最も厄介なものとの攻防が続くのです。
2008年09月29日はまぞうブログより記事移動