毎日にように天気の話題に触れるのも、もういい加減いやなのだが、まあ天気には勝てないので・・・・・。
そんな状況のなか、現在進行中の現場の一つに、防水の改修工事がある。
今回は、バルコニー(ベランダ)の防水工事なのだが、既存の防水層が塩ビシート防水であったものを改修する工事。
当初の予定では、既存の塩ビシート防水を全て撤去したうえで工事をする予定でいたのだが・・・。
お客様の予算の都合もあり、なるべくコストを圧縮できないかという相談があり、工事に取り掛かるまで、最適な方法は何なのか?コスト面と耐久性の両立できるものは何なのか?と言う事を思案し続けていたのです。
そして工事開始直前、荷物の移動や洗浄をしてみたところ、思いのほか塩ビシートの縮みが無い事から、急遽方針を変換。
全面撤去から、既存防水層を残した上に新たな防水をかける、絶縁工法というものにしたのです。
絶縁工法とは、他の言い方をすると通気緩衝工法とも言って、下地の水分などを逃がすために、脱気塔などを設置し、ある程度そのままの下地を覆い隠す防水とも言えるのです。
もちろん、どんな状態の下地も適応できる訳では無いのだが、下地の状況からの総合判断。
あとは防水の種類についても、同じ考え方の工法がウレタン防水・塩ビシート防水・FRP防水他、多くの防水方法でできるようにはなっているのです。
と言う事で、現在進行している現場ではウレタン防水の絶縁工法。
いくら既存防水を残しているとは言え、雨に降られれば流れてしまう可能性もあるのがウレタン防水を含む塗布防水の宿命。
少しつづ、少しづつだが進行中なのです。
2009年03月03日はまぞうブログより記事移動