本日は午後から、野口町で雨漏り修理。
こちらのお宅を建てた建築会社はすでに倒産し、雨漏りはしているが、どうしようか・・・と思案されていたとのこと。
確認の際に、簡易的に散水してみたが、1箇所10分程度であったため、あたりはつけつつも、いまいち感触が鈍い。
鉄骨の建物であり、外壁がサイディング、そして気になる部分があちらこちらにあるため、どこを中心に手を掛けるべきか、悩みどころなのです。
そんなお宅で、とりあえずシーリングの除去から工事をスタート。
当たり前の話である、サイディングの端末になる水切りとの隙間は、開けるのがセオリー。
もしここを埋めたいならば、上から進入経路をすべて塞いだうえでの話しだが、少なくとも雨掛りの少ない部分で、塞いでしまうのは、どうにもおかしな話。
そこで、まずはシーリングを除去したのだが、案の定、切ったそばから水が染み出してくるし、サイディングも水に浸された状態が続いていたことをあらわすように、粘土のような状態。
ここを開けたことで、乾燥がすすめば、とりあえず原因の一つは無くなるだろう。
そもそも下地へ入った雨水の通り道も考えるのが、雨仕舞いの基本であり、なには無くとも、出口は塞ぐべからず。
そのほかの部分も何箇所かのシーリング(コーキング)を打ち、とりあえず外壁側の簡易補修が終了。
ただし、あくまで簡易修理にすぎず、根本的な修理をする際には、足場を組んで、バルコニーにかかるアルミテラス屋根を外したり、アルミ手摺りや笠木も外さなければならないだろうと思うと、なかなか悩みどころの多い現場である。
ただし、直らない(直せない)ものではないので、お客様には次の計画をたててもらおう・・・・・。
2009年06月25日はまぞうブログより記事移動