2010/03/16
ラスモルタルの外壁とは、ある意味クラックとの戦い・・・・・。
それは、昨日も記したのだが、だからと言って「しょうがない」では始まらない。
では、クラックにシーリングを刷り込んで・・・・・なんて事では、クラックの抑制にはならないのです。
このような外壁のクラックには、V型やU型のダイヤモンドカッターをディスクグラインダーに取り付けて、クラックに沿って切っていく(掘っていくと言うが正しいかも)作業を行うのです。
そしてこの作業を、Vカット、Uカットと言うのだが、この字の通り、ダイヤモンドカッターでV字、U字に切断。
私の場合、手持ちの刃がU型のものなので、Uカットを行うという工事仕様。
すると外壁は、このように掘れた状態になるのです。
ここで、幅広くなったクラック部分に、シーリング(コーキング)を充填。
このようにシーリングの厚み、幅を確保することで、構造からの力を吸収する役割を持たせるのです。
これは、構造からの力を真正面から立ち向かっていても、どちらの力が勝るか?と言えば、間違いなく構造からのもの。
そこで、その強い力を受け流すようにするのが、この補修の考え方というわけなのです。
しかし、まだこれだけでは、補修跡が目立ちすぎて仕方がないので、さらに補修工事は続くのです。
2010年03月16日はまぞうブログより記事移動