2010/05/28
本日は朝イチから、まだ築7~8年ほどしか経過していないお宅へ。
こちらは、バルコニー(ベランダ)のFRP防水が膨れてしまっている状態で、お客様からご相談いただいた現場である。
築7~8年と言えば、品確法施行後のお宅だし、通常ならば新築した会社の保証が受けられるはずなのだが・・・・・。
しかし、肝心の保証をすべき建設会社がすでに倒産してしまっているのです。
と言うことで、お客様にとって困った案件なのだが、逆転の発想で、雨漏りを起こしているわけでは無いと割り切れば、防水を直せばよいのだから、そのように考える方が良いのだろう。
こちらの現場は、FRP防水層が膨れており、見た目にも表面に膨れている状態がよくわかる。
ちなみにこのようになる原因は、おそらく施工時に下地へ水分を含んでいたもの。
下地に含んでいた水分は、防水層に覆われて逃げ場を失い、熱せられて水蒸気となり膨張、そして水蒸気が防水層を押し上げてしまったと言うわけなのです。
そこで、浮いた部分の防水層を切断・撤去。
まずは下地状態のチェック。
さすがにこれまでの年数の経過により、下地に水分が残っていると言うことは無かったが、下地ケイカル板を留めている釘は、水分のあったことを証明するように、しっかりと錆びている・・・・・。
こうして、防水補修の下地準備が完了したのです。
2010年05月28日はまぞうブログより記事移動