塗装と雨漏り修理「第一浜名建装」現場日記

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膨れの原因は?

雨降りの本日、事務所で仕事をしていると、知り合いの外溝工事屋さんから電話が入った。

「ブロック塀の塗装が膨れるのはどうして?」と・・・・・。

 

 

話を聞いてみると、お客様から相談があったとの事で、現場へ行ってみると、それはもうブロック塀の塗装がボコボコに膨れていて、びっくりしたらしい。

可能性の話、対処方法の考え方を伝えたのだが、聞くと、現場はウチから10分程度の場所。

あれこれ様子を聞いているよりも、現場で状態を確認した方が早いので、すぐさま確認に向かったのです。

 

 

現場へ到着し、一目見て膨れの原因が確定・・・・・。

そんな簡単に確定など出来るものか!!

と、普通ならばなるのだが、今回のケースは、誰が見ても同じ答えにしかならないような原因なのです。

 

2205071-s.jpg

 

 

これは、ブロック塀に単層弾性を塗った事で、下地からの水分の蒸発を阻害してしまい、その逃げられない水分が熱により水蒸気となり膨張。

その膨張によって、塗膜を押し出してしまう事が、今回の膨れの原因なのです。

 

2205072-s.jpg

 

 

 

そもそも、ブロック塀に単層弾性を塗ること自体、無理があるのだが、さらにこちらの塀の場合、片面だけ塗装されているという、何をしても無理という状況。

もっとも、おそらく下地調整すらまともにやらない状態で塗ったのだろうと想像するには、なんら難しく無い塗装面の状態。

 

 

こうして、ブロック塀の塗膜は膨れてしまうのである・・・・・。

それは、大きな間違いのもとに、このようになってしまったのです。

 

 

2010年05月07日はまぞうブログより記事移動

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