本日は三ケ日町の塗り替え現場にて、外壁の高圧洗浄。
軒裏には化粧垂木、外壁はモルタル掻き落としと言う和風住宅なので、洗う面積はそんなに大きなものでは無いのだが、洗浄にはとても気を使わなければならない現場である。
では、いつもは気を使わないのか?と言う訳では無いのだが、気を使うポイントが大きく違うのが、この和風住宅ならではなのです。
そのポイントの一つ目、化粧垂木の出た軒裏は、しっかり洗浄して、埃を洗い流したいのだが、洗浄水を当てる角度を考えなければ、室内を水浸しにしてしまう可能性が・・・・・。
もうひとつのポイントは、掻き落としの外壁。
モルタルの掻き落としは、建材と違って表面強度はそれほど高いものではないのです。
また、そもそも給水性の高い素地となるため、経年の給水によってしみ込んだ藻・カビなどを洗い流す際にも、やはり洗浄水を当てる角度や強さを誤ると、ぜんぜん奇麗にならないか?もしくは、必要以上に掻き落としの表面を痛めつけてしまう事も・・・・・。
そんな現場では、気を配りながらの洗浄を作業を終えると、すぐさまメッシュシートをすべてパイプに巻きつけて風通しと日当たりを確保。
これは、モルタルの乾燥をよりよくするための作業なのですが、そもそも給水性の高い素地なので、次の工程に向けて、十分に乾燥させる必要があるのです。
もし、乾燥状態が不十分であると・・・・・、それこそ、先日のブログに記したブロック塀の塗膜膨れにように、塗装面の大きなトラブルになりかねないリスクがあるのです。
それにしてもさすがモルタル掻き落としの外壁、洗浄後1時間以上経過しても、乾く様子が見えない・・・・・(苦笑)
2010年07月26日はまぞうブログより記事移動