本日は、およそ1週間前、<a href="http://hamana1.hamazo.tv/e2557929.html" target="_blank">シロアリ被害により一部外壁を解体(破壊?)した現場</a>へ。
こちらの現場は震工事に伴って、布基礎に入ったクラック(ひび割れ)部分へエポキシ樹脂を注入する予定でお伺いしたのだが、その前にこの蟻害を発見したことで、予定が変更になったのです。
その後、大工さんにより下地木工事、シロアリ防除業者によるシロアリ消毒噴霧を経たので、私の出番となったと言うわけなのです。
そこで、まずは基礎クラックのエポキシ樹脂注入・・・・・・となる予定だったのだが、土台材をシロアリに食べられた事で発見したクラックの真相は、厚塗りされた基礎表面のモルタル部分のみであったため、「注入」ではなく、充填へと変更したのです。
このエポキシ樹脂は、土木用途のものであり、使われているのはコンクリート構造物をはじめとした分野でのもの。
もちろん、基礎もコンクリートで作られるものなので、これら樹脂を注入・充填することで、補強を行うと言う考え方なのです。
そして次に外壁の復旧。
今回のお宅は、外壁がラスモルタルであったのだが、今回の復旧では、モルタル仕上げは行わない。
これは、湿式工事と乾式工事での、それぞれ必要な時間と意匠を踏まえて検討し、私から乾式工事をお勧めした結果なのですが、実際のところ、面積的にも少量の今回の場合、既存との接着性まで考えても、やはり乾式工事に分があるのです。
そこで直張りになる事を考慮し、まずは防水シート張り。
この防水シートについては、通気シートではなく、私が防水に使用している改質アスファルトシートを採用。
その上に、3×10板のサイディングを張り、周囲を変性シリコンのシーリングで仕上げ。
こうして、外壁の復旧工事が完了。
もちろん、この後に塗装して全てが終わるのだが、塗装に関して言えば仕上げ工事であるため、まずは復旧工事の完了と言う事になるのです。
とまあ、ちょっとした細工ものは比較的得意なので・・・・・・(笑)
2011年04月14日はまぞうブログより記事移動