2016/04/30
日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2016年5月号) のお知らせです
今号のサブタイトルは 「補修ミスの原因はシーリング材」
実際に起きている雨漏りの現場にて調査、修理を行った事例におきまして、お住まいのお客様から承諾をいただき、一つの建物に仕込まれている雨漏りという瑕疵について、連載にて部位ごとに解説していきます今回が4回目です。
今号では、シーリング(コーキング)材に頼ることが多い現代の建物においてのシーリング(コーキング)施工を含めた基礎知識を振り返る意味で、事例の建物においての施工ミスと改善策、そしてシーリング(コーキング)の種類と知っているべき特性について解説しました。
特に多いトラブルとして挙げられる例が、お客様自身がシリコーンシーリング材を使ってしまうことですが、今回の現場では、過去の補修において、建築会社が雨漏り補修と称し(?)、シリコーンをバルコニーの掃出しサッシと防水の取り合いに使用してしまっていたことを紹介しています。
本来であれば、このような選択はあってはならない事なのですが、現実問題として、シーリング材についての種類や特性、適材適所についての正確な知識を持つ人間が、建設業界で少ないので、このようなトラブルがなくならないのだと・・・・・。
日経ホームビルダーという建築実務者専門誌ですから、この本を読む方々ならば、このようなことを書かなくとも、十分な知識はあると思いますが、それでも今一度の確認と、現場で間違った知識のまま工事が進むことが無いようにという願いを込めて記事を書き、表を作りました。