2016/05/30
日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2016年6月号) のお知らせです
今号のサブタイトルは 「特殊形状のサッシが浸入経路に」
実際に起きている雨漏りの現場にて調査、修理を行った事例におきまして、お住まいのお客様から承諾をいただき、一つの建物に仕込まれている雨漏りという瑕疵について、連載にて部位ごとに解説していきます今回が5回目です。
今号では、建物において防水の弱点となる開口部であり、実はトラブルの多いサッシやサッシ廻りについて取り上げました。
この建物には、国産の樹脂サッシと輸入サッシの両方が用いられていましたが、国産サッシについては3月号でも取り上げましたので、今回は輸入サッシについての解説です。
なぜ国産品と輸入品が混在しているのか不明ですが、建物の仕様から推察するに、高気密、高断熱を目指したのではなかろうかと・・・・・。
しかしこの輸入サッシが大きな問題を抱えており、この最大の問題点とは枠材の納り形状であり、なんと枠材の中に雨水が溜まっていて、ドリルで孔をあけると中から水が吹き出してきたのです!!
ちょっと目を疑う光景ですが、製品を製造した国での使用ならば、もしかしたら問題は出ないのかも知れませんが、日本国内では無理があると思うのです・・・。