先週のことになりますが、現在連載をしております「日経ホームビルダー誌」の主催にて、住宅実務者向けセミナーが開催され、NPO法人雨漏り診断士協会副理事長でもある弊社久保田仁司が講師として登壇してきました。
このセミナー 「 通気工法でも起こる 雨漏りの事例と対策 」 と題され、その第一部 「流行の住宅で起こった、雨漏りと雨仕舞の要点」というタイトルにて、およそ1時間半の講義をさせていただきました。
100人を超える住宅実務者の方々を前にして、さらには講師としてひかえる一般社団法人住まいの屋根換気壁通気研究会の理事長であり、鋼板部材メーカーハウゼコ社長の神戸睦史氏、さらにさらに、「雨仕舞の仕組み」著者でもあり、実務的な建物の耐久性の研究を続けてこられた、この道の研究の第一人者である、東海大学名誉教授の石川廣三先生を前にお話をするという、とても緊張する場面でありました。
しかし、おかげさまで10年来続けてきておりますNPO法人雨漏り診断士協会での活動により、試験講習の講師や、セミナー講師を務めさせていただいてきた経験により、緊張はあるものの、大きな失敗無く、お話をさせていただくことが出来ました。
このセミナーでは、昨今の標準的な構法となっている通気構法を採用していたからと言っても、常に雨漏りのリスクは存在することを意識してもらうとともに、気おつけるべきポイントやその要点を解説するものでありました。
ですが、実際にこの部分を詳細に説明するとなると、半日のセミナーでは時間が足りないというのが本音でありますが、講師として立つ以上、限られた時間の中でいかに大事な要点を正確に伝えるかがポイントとなりました。
もちろん、セミナーに参加された受講者の方々は、なかなかの価格のセミナー代金を払っての参加ですから、個々レベルも高いことが想像されるため、きっちりとしたポイントの説明を意識したことは言うまでもありません。
講義後の反響など、現時点では何とも言えませんが、雨漏りを予防するという視点、観点でお話させていただきましたので、私の講義の上手い下手はともかくとして、大事なことは参加者の皆様に伝わったのではないかと思っております。