2017/02/25
日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2017年3月号) のお知らせです
今号のサブタイトルは 「施主に無断で外壁張り替え?」です
今号では、先月紹介した築28年の木造住宅の雨漏り事例について、外壁の二次防水の防水シートの問題のみならず、お客様が知らなかった外壁の張替え履歴について焦点を当てました。
前号では、建物外部の一次防水である窯業系サイディングを撤去した際に、サイディングが直張りとなるように、ビニール系防水シートが張られ、その下に胴縁、そのさらに下に、二次防水となるアスファルトフェルトが張られているという、おかしな構造となっていることを紹介しました。
おそらく建築会社が苦肉の策として、下地の防水シートを二重張りにすることで、雨漏りを何とか直したいという思いがあったのだろうと推測しましたが、これは弊害を生むだけで、まったく役に立っていませんでした。
しかし、そのおかしな二次防水の撤去をすすめていくと、なんと2階小屋裏に、砕かれた窯業系サイディングが散乱していたのです。
防水シートのおかしな選択と二重張りという事にも驚きましたが、ゴミであろうサイディングの残骸が小屋裏に残されているという、さらなる衝撃に困惑以外の何者でもありませんでしたが、さらに驚いたのは、お客様自身が、サイディングの張替えを知らなかった事でした・・・・・。
今号もこのような衝撃の事実が明らかになっていきますので、ぜひご覧ください。