2017/12/28
日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2018年1月号) のお知らせです
今号のサブタイトルは 「下地の増し張りでFRPを改修
」です
今号では、前回の記事で取り上げましたFRP防水のトラブルについての対処策を紹介しています。
木造戸建住宅において、バルコニー(ベランダ)として採用される防水の主流がFRP防水であると言っても過言ではないぐらい、多くの住宅で採用されています。
バルコニーとして重歩行が可能=耐磨耗性があること、また、防火認定を取得している仕様がある防水として、この両面を満たしていることも採用率の高さをあらわしている反面、現場数が多いからこそのトラブル事例の多さが見られます。
今回ケースでは、下地作りで問題があったことが雨漏りの原因となっていた事例であり、下地の割れがFRPの破断を招いたことで、雨水が浸入したものです。
バルコニーの防水床面に割れが生じるということは、雨の影響を大きくうけることは言うまでも無く、雨漏りに直結してしまうのです。
今回は防水の改修について解説していますが、そのまま同系統の防水を重ねる方法や、他の種類の防水による改修を行う方法が、もっとも考えやすい方法ではありますが、今回のようなケースでは、下地材料を増し張りする改修方法を選択しています。
ではなぜこのような方法をとるのか、FRP防水の特性について考えると、今回の改修のような選択肢となっていくのです。
それでは今月の連載も、ぜひご覧ください。