夜11時にホテルへチェックインし、深夜3時に携帯が鳴るというアクシデントに見舞われ、さらに時差ボケという考えられない状況にも関わらず、朝8時すぎにはホテルを出発。
ワシントンDCからハイウェイをひたすら南下するバスに揺られること1時間半ほどで、ワシントンDCからバージニア州リッチモンドに移動し、アメリカまでやってきた目的地であるデュポン社リッチモンド工場、ジェームズリバーラボにやって来ました。
工場の前に到着し、まずはVisitorパスをもらうのですが、ここからは写真も録音も禁止、さらに事前申請書類に書かれた名前とパスポートを見比べて本人確認をするというセキュリティチェックが入ります。
しばらく待ってから中に入ることが出来て、まずはラボに通されまして、ここでは、昨年5月にも来日し、住まいの屋根換気壁通気研究会の特別セミナーでも講演された、ウエストン・テレサ博士が待っていました。
ウエストン・テレサ博士は、E.I デュポンリサーチフェローであり、ASHRAE(アメリカ暖房冷凍空調学会)、ASTM(米国試験材料学会)の委員及び、米国グリーンビルディングに関する協会役員を長らく務め、アメリカの木造住宅の屋根・外壁における水・湿気・空気に関しての建築基準に関わるすごい研究者です。
そんなウエストン・テレサ博士から、アメリカの「
Building Envelope」についての講習があり、昨年の特別セミナーよりも分かりやすく聞くことが出来ました。そしてこの後、いよいよ工場見学となったのですが、製造工場とは言え、日本の工場とは雰囲気も違い、工場スタッフがやたらにフレンドリーな感じ(笑)
工場でやってる事は凄いことなのに、アメリカらしいと言っていいものか迷いますが、通訳をしてもらいながら、質問攻めにして通訳してくれたスタッフさんを困らせながらの見学でした。
一通りの見学を終えた後、工場から移動して次に試験施設にやってきました。
ここでは撮影OKということで、早速撮影をさせてもらいましたが、タイベックの試験をするためのラボとなっていまして、宇都宮のデュポン工場と同じような計測機が並ぶ部屋があったり、大きな試験機もあり、数値の計測やらテストやらを行っていました。
工場内を歩いたり、ラボ内を歩いているときは良いのですが、座って話を聞いていると、時差ボケの影響もあり、時々寝落ちしそうな状況を必死でこらえながら、多くのものを見て、聞くことが出来ました。
そして帰りのバス車内では、ほとんどの参加者が寝落ちしていたのは言うまでもありません(笑)
こうして超タイトな弾丸ツアー2日目が終了となりましたが、ホテルかえってディナー後、元気なメンバーはさらに飲みに行くという元気さを出していましたが、とてもお付き合いできる元気はなく、早々に寝てしまいました。