磐田市見付の塗り替え現場で作業中、都田町で瓦屋根の棟を直していたKさんから、緊急の連絡が入った。
「天窓の雨仕舞があきらかにおかしくなってるんですけど、こちらに来れませんか?」と。
取り急ぎ作業をきりにして、あとの段取りを指示して現場を出発。
現場に到着し、屋根の上にあがると、確かに天窓の雨仕舞いがあきらかにおかしい・・・・・。
天窓周囲の銅板を交換しようと、天窓のビスを抜いたところ、ビス穴から水が噴き出したとのこと。
全てのビスを抜き、側板をはずしてみると、そこには雨水の侵入、滞留の痕跡がはっきり確認できたのと同時に、なぜか見事な継ぎ目が姿を現した。
これでよく今まで雨漏りに繋がらなかったものである・・・・・。
なぜこのような納まりになっているのか? もしかしたら、何か部材が不足しているのか?? もしかしてシリコンシーリングをベタベタにするような納まりだったの???
どこの製品なのかも不明だし、今ここで考えていても始まらない、だとしたらどうするか?
この天窓を修理するという選択肢はすでに頭から消え、ほかの方法を提案。
お客様、瓦職人のKさん、私の三人で話し合い、納まりの根本を見直し、何を求めるのかを確認したのです。
緊急のことでびっくりしたが、ここで見つかったというのか、もしかしたら幸運だったのかも・・・・・。
2010年01月23日はまぞうブログより記事移動