日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2017年7月号) のお知らせです
今号のサブタイトルは 「撥水剤に頼るも雨漏り再発
」です
今号では、先月紹介した事例の、雨漏り修理についての解説です。
この現場は、当社へのご相談をいただく前は、建設した会社での補修を繰り返していたのでしたが、その補修とは、今回のサブタイトルにもあります撥水剤の塗布による一時しのぎだったのです。
撥水剤とは、基材に浸透し、吸水を防止する役割を果たすものであり、その字のごとく、基材表層にて水を撥水させるものです。
ただし、薬剤に含まれる成分や樹脂により、その耐久性は様々であり、製品によっては1~2ヶ月程度しか効果を期待できないものもあるのです。
ということは、このような製品はあくまで意匠に変化をさせない簡易的なものという感じも・・・・・。
もちろん、全ての製品がこのような簡易的なというわけでは無いのですが、一般的に、撥水剤が防水材の代わりになるような勘違いをするケースもあり、今回の現場もおそらく、この勘違いがあったのでは無いかと予測しますが、結果として、雨漏りの補修にもならず、何の解決にも至らなかったという状況であったのです。
このあたりは、塗装(塗料)分野の話であり、化学(ばけがく)として、セメントと薬剤の化学反応によってという部分もあるのですが、その解説については、記事中でも解説しています。
そんな今回の号も、ぜひご覧ください。