日経ホームビルダー連載 「事例で分かる雨漏り修理のツボ」 記事掲載 (2016年4月号) のお知らせです。
今号のサブタイトルは 「直張り鋼板外壁の重なりから浸入」
実際に起きている雨漏りの現場にて調査、修理を行った事例におきまして、お住まいのお客様から承諾をいただき、一つの建物に仕込まれている雨漏りという瑕疵について、連載にて部位ごとに解説していきます今回が3回目です。
前回から各論に入りまして、修理をしている内容を伝えながら、修理のポイントや雨仕舞の基本概念、そして検証について紹介しております。
今号では、こちらの建物に採用されていた鋼板外壁張りの問題点と、修理について、そして外壁の雨仕舞を取り上げております。
ひとつの建物において、連載となるほど問題点が多いとは・・・なんて思われるかもしれませんが、建築工事において、新築工事中のちょっとした知識不足などが、後々大きな問題を引き起こす可能性があることを考えると、修理をすると考えれば、おのずと細かな部分まで気を配る必要があります。
もちろん、そのための本来行うべき施工方法を知っていることはもちろん、目の前の建物を活かしながら、どのような方法を取り入れながら修理が出来るのか?などを考えなければなりません。
そんな便利な教科書は存在しないのですから、全ては自らが考えなければ、雨漏りを「修理」することは難しいでしょう。
このような思いも込めた連載記事、建築実務者のみなさまには、せひご覧いただき実務にいかしていただきたいと、強く思っています。
それにより雨漏りによる被害が少なくなれば、そんなに良いことは無いのですから。