塗装と雨漏り修理「第一浜名建装」現場日記

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雨漏りの最近のブログ記事

出窓屋根の修理(RC造)

先日、なぜ・・・・・?と思わせる出窓の不具合を目の当たりにした雨漏り修理現場。

この現場での対策を、本日からスタートさせた。

 

 

今までの経験の中で、出窓やその周囲での不具合は数々見てきたが、今回のような屋根部分が浮き上がるというケースは初めて。

 

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出来ることならば出窓そのものを交換してしまいたいのだが、現実的に無理がある。

そこで、雨漏りのリスクを回避するため、そして今後の維持管理を考慮した方法を選択しなければならないのです。

 

 

そして行った方法は、板金で既存屋根を覆うというもの。

 

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外壁との取りあいには相当神経を使わなければ、雨仕舞的に無理が生じてしまう方法なのだが、かと言って出窓の交換は出来ないし、シーリング(コーキング)で何かできるというレベルの話ではないのです。

それでもこの方法を選択するのは、ほかに後々の安心を担保できるであろう方法が見当たらないから。

 

 

ただし、屋根が浮き上がるというイレギュラーな状況でなければ、もう少し何かしらの方法はあったので、そういう意味では、建物に大きな瑕疵が仕込まれていたと言う事になるのですが・・・・・。

 

 

2010年07月17日はまぞうブログより記事移動

出窓から雨漏り

先月の事、5階建てRCの賃貸マンションにて、出窓部分に雨漏りがあるとのご相談を受けた。

雨漏りをしている箇所は、2階・3階の出窓部分。

雨の日に室内から様子を確認させていただき、後日、外壁を観察し、お見積もりを作成したのです。

 

 

その後、工事依頼の話があったのだが、さらに4階の出窓でも、雨漏りをしているとのこと。

そこで本日、状況確認をしに現場へ。

出窓の窓枠に雨水が伝う状況は、最初に相談があった2階・3階と同じ状況である。

ただし、さらに上の階には小さな斜壁とバルコニーがあるので、そこが気になって、住人にお願いをして、室内へと入らせていただいたのです。

 

 

まずは、打診棒で斜壁部分を念入りに打診。

おかしな音も確認出来ないので、次にバルコニー床面も念入りにチェック。

ほんの15分程度ではあるが、打診を繰り返して、気になる音も確認できないので、やはり原因は出窓本体か?

 

 

と言うことで、バルコニー手摺りにつかまりながら、手を伸ばして出窓屋根の写真を・・・・・。

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帰社後、モニターに映した写真をじっくり確認。

見れば見るほど、見込み違いは無いという思いが、さらに強くなったのでした

 

 

2010年04月19日はまぞうブログより記事移動

アルミ水切り

本日から、磐田市内で雨漏り修理がスタート。

不安定な天気により、当初計画した日程から、すでに4日ずれ込んでいるため、短期集中で作業をすべく、事前に十分準備を行って、本日の工事に臨んでいる・・・・・。

 

 

まずは朝イチで、既存外壁であるラムダサイディング(中空セメント板)の一部を解体。

こちらの現場の場合、ラムダサイディングの端末と、防水端末が絡む部分に散水したところ、雨水侵入が確認されている。

そこで、下地の2次防水まで確認すべく、外壁の解体から工事をはじめたのです。

 

 

実際に外壁をはがしてみて、初めて判る事実があるのだが、こちらの現場の場合も「こりゃあ雨漏りするわけだよ」という状態が目の前に出現。

それは見た目だけしか意味のない、アルミ水切り・・・・・。

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水返しもない形だけの水切りによって浸入した雨水は、ブチルテープを併用せずにいる通気シートの下へ入り込み、そのまま断熱材と鉄骨の隙間を階下へと落ちていくという寸法。

逆の意味で、「計算された雨漏りではないか?」という印象すら受けてしまうのです。

 

 

わざわざアルミ水切りなど付けなければ良いのにと思うのは、私だけなのであろうか・・・・・。

 

 

2010年02月16日はまぞうブログより記事移動

倉庫の屋根

倉庫のスレート屋根から雨漏りを直すため、本日は若林町へ。

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こちらの現場は、倉庫屋根からの雨漏りで呼ばれたのがきっかけだったのだが、事務所でも雨漏りがあり、何箇所かから重なっていたのです。

これら雨漏りは、「定期的なメンテナンスを施していれば、もしかっしたら防ぐことができたかも知れない」と思われる箇所もあるのですが(もちろん、もともとの施工に問題がある部位も無いわけでは・・・・・)、そうは言っても住宅とは違い、その定期的という意識が難しい。

 

 

そこを理解しつつ担当の方からのお話をお聞きし、今回の工事へ至ったのだが、それはやはり会社組織、担当の方がいくら信頼をしてくださっても、会社内で稟議を通し、それがどうなるかは本社の意向次第ということらしい。

現場では、そんな事よりも雨漏りが直ってほしいという以外には何もないのですが・・・・・。

 

 

と、予断はさておき、稟議も通り雨漏りの修理となったのだが、今度はこちらの都合でなかなか入ることができず、随分とお待たせしてしまった。

スレート屋根からの雨漏りは、そうなった原因は不明ながら、スレート屋根に亀裂が入っていた事でおきているもの。

新しい状態であれば、簡易的にシーリング(コーキング)をしてもくっつくのだが、すっかりコケむしている今の状態では、とてもそんなのはムリ。

そこで、板金にてカバーすることとしたのです。

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板金屋さんへ入る鋼板のロール幅を目いっぱい使い、できるだけ幅広にかぶせただけなのだが、雨水浸入のポイントさえあっていれば、スレート屋根の構造上、これで雨漏りは止まるのです。

このように書いてしまえば簡単なことなのですが、進入位置を把握することがポイントであり、雨漏り修理の基本。

 

 

このあとは、次の雨を待って、雨漏りの有無を確認をしてもらうだけである。

 

2009年12月04日はまぞうブログより記事移動

毛細管現象

昨日お伺いしたお宅は、雨漏りでお困りの現場。

原因がはっきりしないまま、相当な時間が経過していたのだろうが、今まで現場確認をした業者は、屋上防水が悪いと断言していたらしい・・・・・。

 


こちらのお宅は、ハウスメーカーの建物で、確かに屋上は陸屋根となっている。

雨漏り=屋上防水 と短絡的に結びつけたい気持ちはわからないではないが、少なくとも、お客様から状況説明を聞きさえすれば、おのずと答えが見えてくるのです。

雨漏りは、

①雨が降れば必ず漏ると言うわけでは無い。

②風の向きによって、特定方向であれば、少雨でも漏るときがある。

③大雨であっても、風がなければ漏る事は無い。

 

 

ここまで情報があれば、もう答えは目の前にある!!

ただし、必ず周囲全体を見回し、可能性の消去法にて推測を繰り返すと・・・・・、見つかったのは、サッシ周りのシーリング(コーキング)部分の、とても怪しいヶ所。

 

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ためしにシーリングを、外壁側のみ切って引っ張ると、いとも簡単に取れてきて、水に浸されたように濡れている下地材木が見えてきたのです。

 

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これで答えが出揃い、その結論は、

「原因として考えられるのは、サッシとシーリングが剥離した部分があり、雨水がその隙間から内部へ吸い込まれる、毛細管現象を起こした事。」

 

 

シーリングの隙間と言っても、目に見えるほど大きな隙間ではないのですが、その小さな隙間こそ、雨水を引き込むには最適な大きさとなってしまうのが、毛細管現象の特徴なのです。

もっとも、シーリングのみに止水を頼っていると言う建物の作りも、大いに問題があると思うのですが・・・・・。

 

 

2009年10月22日はまぞうブログより記事移動

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